語学

TOEFL ITPは何点から“すごい”? スコア別評価&目安まとめ

「TOEFL ITP のスコアって、何点から“すごい”って言えるの?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

特に、大学生や社会人の方、さらには英語教育に携わる先生方にとって、自分の実力を客観的に判断する目安があると、学習のモチベーションにもつながりますよね。

本記事では、TOEFL ITP(Level 1)に焦点を当てて、スコアの基本情報から平均点、そして「すごい」と評価されるスコア帯までを分かりやすく解説してまいります。

また、他の試験との換算比較やスコアの活用場面などにも触れていきますので、目標設定の参考にしてくださいね。

1.TOEFL ITP 何点からすごい?スコアの基本概要

テスト構成と満点・最低点

TOEFL ITPにはLevel 1とLevel 2の2種類がありますが、日本国内で主に使用されるのは「Level 1」です。

Level 1のスコアレンジは、最低310点から最高677点まで。

3つのセクション(Listening、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)で構成されており、それぞれのセクションスコアを合算して総合スコアが算出されます。

一方で、Level 2は初級者向けで、満点が500点と異なりますが、本記事ではLevel 1を対象にご紹介していきます。

日本人の平均スコアは?

日本人受験者の平均スコアは、さまざまな調査によると467〜473点ほどとされています。

つまり、このスコア帯が「一般的なライン」であり、これを基準にして「すごい」と言えるスコアを考えていくと良いですね。

2.TOEFL ITP 何点からすごい?スコア帯ごとの評価

CEFRレベル別スコア目安

TOEFL ITPスコアは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に換算することで、英語力の客観的な評価がしやすくなります。

  • 627~677点:CEFR C1(熟練ユーザー)
     非常に高い英語力で、複雑な話題や専門的な内容も理解・発信が可能です。
  • 543~626点:CEFR B2(自立したユーザー)
     日常会話や業務上の英語にも十分対応でき、ネイティブスピーカーとも自然にやりとりできます。
  • 460~542点:CEFR B1(中間的ユーザー)
     旅行や日常的な場面での英語使用に不自由せず、一般的な大学生に多いスコア帯です。
  • 337~459点:CEFR A2(基礎ユーザー)
     身近なトピックに関する基本的な表現が理解できるレベル。まだ発展途上の段階と言えます。

「すごい」と見なされるスコア帯とは?

  • 600点台(627点以上)
     C1相当で、ネイティブレベルに近く、教育現場でも「熟練者」として高く評価されます。
  • 550点以上
     B2後半〜C1前半の水準で、「非常に優秀」とされるスコア。学内選抜や就職活動でも有利になる可能性があります。
  • 530点以上
     英検で言えば2級〜準1級以上に相当し、大学生でこのスコアを取れれば「英語が得意」と認識されやすいです。
  • 500点以上
     平均(467〜473点)を上回り、十分に評価されるラインです。「英語に強い人」という印象を持たれることも。

3.TOEFL ITP 何点からすごい?評価まとめ

  • 677点に近いスコア(特に630点以上)
     ネイティブに近いレベル。英語力を問われるあらゆる場面で高評価を得られるでしょう。
  • 550〜600点台
     大学院進学を視野に入れている方や、ビジネスシーンでの活用を考えている方にも最適な水準です。
  • 500〜550点台
     英語力のアピールとして十分。留学希望や国際交流活動でも優位になります。
  • 467〜473点(日本人平均)
     一般的な大学生・社会人の英語力としては妥当なスコア帯です。
  • 450点以下
     まだ基礎段階のレベルですが、学習次第で大きくスコアアップが望めるステージです。

4.TOEFL ITP 何点からすごい?他の試験と換算比較

TOEFL ITPのスコアを他の試験と比較すると、以下のようになります。

TOEICとの換算

  • 627~677点 → TOEIC 945~995点
  • 543~626点 → TOEIC 785~940点
  • 460~542点 → TOEIC 550~780点

IELTSとの換算

  • 620~677点 → IELTS 7.0〜8.0
  • 543~610点 → IELTS 5.5〜6.5
  • 460~542点 → IELTS 4.0〜5.0

これらの比較を活用すれば、別の試験への切り替えやスコア目標の調整にも役立ちますよ。

5.TOEFL ITP 何点からすごい?背景と実用性

TOEFL ITPのスコアは、単なる数値ではなく「実力の証明」として幅広い場面で活用されています。

  • 目標設定に役立つ
     たとえば「550点以上」を目指すと、留学・進学・就職などの明確なゴールに結びつけやすくなります。
  • 教育現場での評価が高い
     大学の英語担当教員からは「学生で600点を超えると、かなり驚かれる」という声もあります。
  • 学習モチベーションになる
     500点を目指して学習を進めることで、英語の勉強にもメリハリがつきやすくなりますよ。

6.まとめ

TOEFL ITPスコアは、自分の英語力を客観的に見つめ直し、次のステップへと進むための大切な指標です。

最後に、本記事の内容をもとにスコア目安をまとめておきますね。

  • 高評価スコア:627点以上
     ネイティブに迫る英語力。誰が見ても“すごい”と感じるレベル。
  • 努力目標スコア:550〜600点
     大学院進学や英語専門職でも通用する、上級レベルの実力。
  • 標準ライン:500点以上
     平均を超える英語力であり、日常的な英語使用には十分なスキル。

ご自身の現状と照らし合わせながら、次に目指すスコアを設定してみてくださいね。

そして何より、焦らず着実にスキルを積み上げていくことが、結果として「すごいスコア」につながっていきますよ。

  • この記事を書いた人

ゆるり

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