語学

ベネッセ模試の出題範囲とは?科目別の傾向と対策ポイント

皆さんは「ベネッセ模試」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
正式には「進研模試(ベネッセ総合学力テスト)」と呼ばれ、全国で約45万人もの高校生が受験する、非常に規模の大きな模試です。

進研模試は、ベネッセが主催し、全国の学校で一斉に行われるため、自分の学力を全国レベルで客観的に測れるのが大きな特徴です。

また、出題の難易度は基礎から応用まで幅広く、全体的に偏差値がやや高めに出やすい傾向があると言われています。

学校の定期テストとは違い、実力を総合的に測る場として、多くの受験生にとってとても大切な模試です。

1.ベネッセ模試の出題範囲 基本方針

ベネッセ模試の出題範囲は、基本的に「これまで学校で習った範囲すべて」が対象となります。
教科書で学習した内容をベースにしており、授業の進度や学校ごとのカリキュラムに配慮しながらも、総合的な理解を問われる内容となっています。

そのため、普段の授業をきちんと理解しているかどうかが、模試の結果に直結しやすいと言えます。

特別な参考書や対策よりも、まずは教科書内容の定着が何より大切なのです。

2.ベネッセ模試、学年別、出題範囲の傾向

高校1年生(例:7月模試)

国語では、現代文・古文・漢文がまんべんなく出題されます。

特に発展問題も含まれるため、読み取りや語彙の理解力が問われます。

数学は、数学I・Aが中心です。

中でも因数分解や確率など、計算と論理を両立させた内容が目立ちます。

英語では、リーディングとリスニングの両方が含まれます。

語彙力・文法力に加えて、英文の大意をつかむ読解力も求められます。

高校2年生(7月・11月・1月)

2年生になると、模試の回数が増え、科目もより本格的になります。

共通科目(英語・数学・国語)に加えて、11月以降は理科・社会も登場します。

数学では、数学Iの全範囲に加え、選択式で三角関数・数列・ベクトルなど広範囲が扱われるようになります。

英語は、リスニング・文法・長文など形式も多様化し、読解力とともに応用的な表現力も問われます。

理科(例:11月模試)は、物理基礎の「力学」や「電気」などが中心になります。

社会についても、地理・歴史・公民の基本的な内容が出題される傾向があります。

高2・7月の数学出題範囲(ユーザー報告)

実際の報告では、以下のような出題範囲が挙げられています。

  • 数1A:三角比、確率
  • 数2B:式と証明、複素数、図形と方程式、三角関数、数列(シグマまで)

こうした範囲を見ると、かなり発展的な内容までカバーされていることがわかりますね。

高校3年生以降

高3になると、模試の位置づけはより「入試実践」に近づきます。

ただし、正確な出題範囲はあまり公表されていないことが多く、原則として「これまで習ったすべての内容」が対象になります。
そのため、各自の授業進度や学習ペースを見ながら、総復習と応用問題の演習をバランスよく進めていく必要があります。

3.ベネッセ模試の出題範囲とは?科目別ポイント

国語

現代文・古文・漢文の3分野が必ず出題されますので、それぞれバランスよく対策を行いましょう。
特に古典文法や漢文句法など、ルールとして覚えるべき部分は重点的に。

数学

選択範囲が多いため、自分の学校の進度と照らし合わせて対策を進めるのが効果的です。
特に「確率」「数列」「三角関数」は頻出かつ得点差が出やすい単元ですので、しっかり復習しておきましょう。

英語

長文読解、リスニング、文法問題など、出題形式が多岐にわたります。
普段から英語に触れる時間を増やし、総合力を高めることが大切です。

理科・社会

11月以降に本格的に出題され始めますので、早めに準備を始めると安心です。
基礎用語や公式などの暗記に加え、グラフや図表を読み取る力も養っておきましょう。

4.ベネッセ模試の出題範囲とは?まとめ表

学年科目出題範囲の特徴対策ポイント
高1数学・国語・英語教科書範囲+基礎〜発展まで授業内容を確実に理解・復習
高2全科目(11月以降理社も)広範囲+応用力が求められる単元別復習と過去問演習
高3全内容(入試レベル)入試実践に近い問題構成総復習と苦手単元の克服

まとめ

ベネッセ模試の出題範囲は、基本的に「これまで学校で習った範囲すべて」となっています。

そのため、日々の授業をどれだけ理解しているかが大切なポイントです。

特に学年が上がるにつれて出題範囲は広がり、発展的な内容も増えてきます。

教科書ベースの復習をしっかり行い、苦手単元を早めに見つけて克服していくことが、良い成績につながる近道です。

ベネッセ模試は、弱点を見つける絶好の機会でもあります。

受けっぱなしにせず、「復習の入口」として活用していきましょうね。

  • この記事を書いた人

ゆるり

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