はじめに:IELTSは何点から「すごい」って言えるの?
「IELTSって何点取ったらすごいの?」「TOEICや英検と比べるとどうなんだろう?」と感じたことはありませんか?
この記事では、英語学習者や留学・海外就職を目指す方のために、「IELTS何点からが高評価なのか?」を徹底解説します。
日本人の平均スコアや各国の留学基準、他の英語試験との比較まで、知っておくべき情報をわかりやすくまとめました。
自分にとって「すごいスコア」が何点かを見極めるヒントにしてくださいね!
1.IELTSは何点からすごい? 試験の基本情報
1-1 IELTSの概要と目的
IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略になります。
イギリスやオーストラリア、カナダなど英語圏の留学・就職に広く使われている英語力判定テストのことです。
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能をバランスよく評価するのが特徴で、「実践的な英語力」を測れる試験として人気です。
1-2 スコアの評価基準(バンドスコアの意味)
IELTSのスコアは「バンドスコア(Band Score)」という形式で、0.0〜9.0の間で0.5刻みで表示されます。
バンドスコア | レベルの目安 |
---|---|
9.0 | ネイティブ並み |
8.0〜8.5 | 非常に優れている |
7.0〜7.5 | 上級レベル |
6.0〜6.5 | 中上級レベル |
5.0〜5.5 | 中級レベル |
スコアは各セクションごとに出され、総合スコアはその平均です。
1-3 アカデミックとジェネラルの違い
IELTSには2種類あり、目的に応じて選びます。
- アカデミック(Academic):留学希望者向け
- ジェネラル・トレーニング(General Training):移住や就職希望者向け
問題構成も一部異なるため、目的に応じた選択が必要です。
2. IELTSのスコアは何点からすごい?
2-1 一般的な評価:6.5以上が上級者レベル
日本人の感覚では、IELTSで6.5以上を取ると「英語できる人」として見られることが多いです。
特に大学院留学や就職の際の基準をクリアしている場合が多く、周囲からも一目置かれるレベルとなります。
2-2 日本人の平均スコアと比較
British Councilによると、日本人のIELTS平均スコアは約5.8前後です。
つまり、6.5を超えると平均よりかなり上で、「おお、すごいね!」と言われるスコアといえるでしょう。
2-3 スコア別のレベル感と英語力の目安
- 5.5〜6.0:海外旅行や日常英会話に困らないレベル
- 6.5〜7.0:大学での講義やビジネスシーンにも対応可能
- 7.5以上:通訳レベルに近く、プロフェッショナルとして通用する
3. IELTSは何点からすごい?留学・就職・永住で求められるスコアは?
3-1 英語圏の大学(学部・大学院)での必要スコア
国・地域 | 学部の目安 | 大学院の目安 |
---|---|---|
イギリス | 6.0〜6.5 | 6.5〜7.0 |
オーストラリア | 6.0〜6.5 | 6.5〜7.0 |
カナダ | 6.0〜6.5 | 6.5〜7.5 |
※大学によっては「各セクション6.0以上」などの条件があるので注意!
3-2 ワーホリ・永住権申請で求められるスコア
オーストラリアやカナダの永住権申請では、IELTSのGeneral Trainingモジュールで6.0〜7.0以上が求められるケースが多いです。
英語力が高いほど加点される仕組みもあります。
3-3 海外就職で評価されるスコアの目安
グローバル企業では、7.0以上が「即戦力」と見なされることも・・・
職種によっては6.5程度でも十分ですが、ライティングやスピーキングの得点もチェックされます。
4. IELTSは何点からすごい?他の英語試験の比較
4-1 TOEICとのスコア換算
IELTSスコアとTOEICの大まかな比較表はこちら
IELTS | TOEIC換算(目安) |
---|---|
5.5 | 650〜700点程度 |
6.0 | 730点程度 |
6.5 | 800〜850点程度 |
7.0 | 870点以上 |
7.5 | 900点超え |
※厳密な対応はないので、あくまで参考程度に見てくださいね。
4-2 TOEFLとの難易度比較
TOEFL iBTとの比較もよくされますが、IELTSはスピーキングで対人式という違いがあります。
IELTS | TOEFL iBT |
---|---|
6.0 | 約60〜78 |
6.5 | 約79〜93 |
7.0 | 約94〜101 |
7.5 | 約102〜109 |
4-3 英検との対応レベル
- IELTS 6.0〜6.5 → 英検準1級相当
- IELTS 7.0以上 → 英検1級レベル
5. IELTSは何点からすごい?高スコアを目指すための学習ポイント
5-1 7.0以上を取るために必要な英語力とは
7.0以上は「上級者レベル」であり、単語力・文法・発音・論理構成すべてにおいてバランスが求められます。
5-2 スピーキング・ライティングの対策がカギ
多くの日本人が苦手とするのがこの2技能。
テンプレート学習や添削サービスを活用して、「伝える力」を鍛えるのがポイントです。
5-3 おすすめの勉強法・教材・スクール
- Cambridge IELTSシリーズ(公式問題集)
- IELTS Liz / IELTS Simon(海外の無料対策サイト)
- オンライン英会話 + IELTS専門講師の添削
6. まとめ:IELTSは何点からすごい?は目的次第!
6-1 スコアに対する正しい理解が大事
「すごいスコア」は人によって異なります。
大切なのは「自分の目的に合ったスコアを取れるか」です。
6-2 自分に必要なスコアを明確にしよう
- 留学なら6.5〜7.0以上
- 永住・就職なら6.0〜7.0
- TOEIC換算や英検対策も視野に入れて計画的に!
6-3 高スコア取得の先にあるキャリアの可能性
IELTSの高スコアは、ただの「英語力の証明」ではなく、あなたの人生の選択肢を大きく広げてくれます。
目標を明確にし、着実にステップアップしていきましょう!