語学

TOEICスコア履歴書の正しい書き方と効果的なアピール法

履歴書において、英語力は今や多くの企業で評価される大切なポイントとなっています。

特にグローバル化が進む現代社会では、英語でのコミュニケーション力が求められる場面がますます増えてきました。

中でもTOEICスコアは、客観的に英語力を証明できる指標として広く認知されており、履歴書に記載することでご自身のスキルをわかりやすく伝える手段となります。

この記事では、TOEICスコアを履歴書に記載する際の正しい書き方から、記載の目安となるスコア、さらに採用担当者に好印象を与えるアピール方法まで、詳しくご紹介してまいります。

1.TOEICスコア履歴書の書き方 何点から書いていい?

TOEICのスコアを履歴書に記載する際、どの程度の点数から書いてよいのか迷われる方も多いかと思います。

以下でその目安を見ていきましょう。

一般的な目安

一般的には、600点以上を目安に履歴書へ記載することが多いです。

これは、日系企業であれば英語の基礎力として十分評価されるレベルとされています。

一方で、外資系企業やグローバルな業務を担う職種では、730点から800点以上が評価される基準となることもあります。

そのため、志望する企業や職種に応じて、記載するかどうかを判断することが大切です。

企業ごとのスコア基準の確認

求人票に「TOEIC〇〇点以上」と明示されている場合は、その条件を満たしているか確認のうえ記載しましょう。

また、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談して、業界ごとの基準を確認しておくのもおすすめです。

2.TOEICスコア履歴書の書き方 基本ルール

履歴書には、ただスコアを書けばよいというわけではなく、正確でわかりやすい記載が求められます。

ここでは、基本的な書き方についてご紹介いたします。

資格欄に記載するフォーマット

資格・免許欄に記載する際は、「取得年月」「テストの正式名称」「スコア」の順で記載します。

この順番で書くことにより、読み手にとっても理解しやすく、信頼性の高い印象を与えることができます。

テスト名の正式表記と簡略表記

テスト名については、正式名称「TOEIC® Listening & Reading Test」や「TOEIC® Speaking & Writing Tests」と書くのが理想ですが、履歴書のスペースを考慮して「TOEIC」と省略することも一般的です。

IPテストと公開テストの違い

また、TOEICには「公開テスト」と「IPテスト(団体受験)」があります。

企業によってはIPテストのスコアが評価対象とならない場合もあるため、どちらで受験したスコアか明記しておくと親切です。

3.TOEICスコア履歴書の書き方 書き方の例文

実際にどのように記載すればよいか、具体的なフォーマットをご紹介します。

TOEIC L&R(リスニング&リーディング)の書き方例

2024年9月 TOEIC Listening & Reading Test 780点取得

このように、年月→資格名→スコアの順で記載します。

資格欄のスペースに合わせて調整しながら、簡潔かつ丁寧に書くことが大切です。

TOEIC S&W(スピーキング&ライティング)の併記例

2024年9月 TOEIC Speaking & Writing Tests スコア 310/400(Speaking 160/200、Writing 150/200)取得

このように、詳細に記載することで英語力を総合的にアピールすることができます。

4.TOEICスコア履歴書の書き方 記載時の注意点

TOEICスコアを履歴書に記載する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。

受験日からの経過年数

スコアの取得日が古すぎる場合、評価が下がることがあります。

一般的には、2年以内に取得したスコアを記載するのが望ましいとされています。

スコアの偽りは厳禁

スコアを偽って記載することは絶対に避けましょう。

採用後に虚偽が発覚すれば、信頼を大きく損なうだけでなく、内定取り消しなどにつながる可能性もあります。

IPテストが評価されない場合も

IPテストのスコアは企業によって評価の対象外となることもありますので、応募先の方針を事前に確認しておくと安心です。

5.TOEICスコア履歴書の書き方 アピール方法

単にスコアを記載するだけでなく、自己PRや志望動機の中で英語力を活かした経験を伝えることで、より魅力的にアピールすることができます。

英語力を活かしたエピソードの活用

たとえば、職場で英語を使った実務経験がある場合や、英語を使って成果を出したエピソードがある場合には、それを具体的に盛り込むと印象が強まります。

スコアの変化を示す

TOEICのスコアが上昇している過程を示すことで、努力や成長意欲をアピールすることも可能です。

例:「2022年:600点 → 2024年:780点」

目標やビジョンの提示

「入社までに800点を目指して勉強を継続しています」といった目標や将来のビジョンを伝えるのも、ポジティブな印象を与える効果的な方法です。

6. TOEICスコア履歴書の書き方 ケース別記載目安

最後に、ケースごとにTOEICスコアの記載目安とポイントを整理しておきましょう。

日系企業の場合

記載目安:600点以上
英語力の基礎として安心感がある水準です。

外資系・グローバル職の場合

記載目安:730〜800点以上
高スコアであるほど、実践的な英語力の証明になります。

スコアが足りない場合

記載しない選択肢もあります。
その場合は、他の強みや経験、成長意欲などをアピールして補いましょう。

まとめ

TOEICスコアを履歴書に記載する際は、「取得年月」「正式名称」「スコア」の順で正確に記述することが基本です。

600点以上を目安に、直近2年以内のスコアを記載するのが望ましくなっています。

また、スコアそのものだけでなく、英語を活かした経験や成長のプロセス、今後の目標などを合わせて伝えることで、より強い印象を与えることができます。

履歴書はご自身の魅力を伝える大切なツールです。

TOEICスコアをうまく活用して、あなたの英語力と努力をしっかりとアピールしていきましょう。

  • この記事を書いた人

ゆるり

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